現代医学(西洋医学)での『病気』になる前の身体状態を、東洋医学では『未病』と呼んでいます。
病院での『病気』とは、現代医学の『解剖学』、『生理学』、『病理学』、臨床における問診、触診などを考慮して、ある一定の条件を満たした状態を言います。
しかし、身体の状態は人それぞれ感じ方が違いますので、必ずしも身体の不調を訴えても、現代医学では『病気』の治療を行なわないこともあります。
東洋医学では、このような病院で『病気』ではない『未病』の治療も行ないます。
病気の原因は、東洋医学では、身体の状態が「内因」、「外因」、「不内外因」という『病因』の影響を受けて起きていると考えます。
健康の状態から『病因』に対して、身体が健康維持を出来なくなった時が、『未病と病気の境目』になります。
尚、『内因』、『外因』、『不内外因』については、当治療院のブログ≪東洋医学とは・・・≫をご覧下さい。
最近、『予防医学』という「健康増進」・「疾病予防」・「早期発見」・「早期治療」・「リハビリテーション」を目的とした考え方が、病院(現代医学)で取り入れられています。
いわゆる『未病』の治療になります。
鍼灸治療は、これら『未病の治療』も行ないます。
これらについては、当治療院のホームページ『治療方針』の中の≪病気と免疫力と回復との関係(グラフ)≫をご覧になると解りやすいと思います。