本日は、非常に強い寒波のため、大雪で非常に寒い日になっています。
この様な時期は、身体に痛みや痺れが強くなる傾向にあります。
東洋医学では、寒さにより『気血』がスムーズに流れない状態の原因の性質を凝滞(ぎょうたい)性と呼びます。
『気』とは、栄養のある液体『血(けつ)』(※現代医学では血液に相当)を身体の個々の臓腑(五臓六腑)などに送り、それぞれの機能を働かすために、『液体(陰)≒血』⇒『気体(陽)≒気』に変化したモノです。
従いまして、この『気』及び『血』の流れが滞ると、身体に栄養が十分に行き届かなくなり、『陽』の性質とする身体の温かさを失う、あるいは『陰』の寒さが強くなることで、『痛み』や『痺れ』が生じます。
この度の寒波のように、強い冷えで『痛み』や『痺れ』が生じている場合は、『寒』の外因を防ぎ、生活環境の不内外因の変化で、症状の改善・軽減することができます。