痛みや不快な症状が生じた場合、強く感じる症状をまず解消、軽減の対応を行います。
日本では、病名の診断を行うことは、医師しか認められていません。
基本的には、身体の異常が生じた場合は、医師による病院の検査が、客観的に判断でき、治療の選択肢の広がりが明確になります。
そして、重篤でも進行性が緩やかな病状に対する治療の選択や、病院以外の治療を希望する選択が、よりよい方向へむかう指針に活用出来ます。
ところで、痛みなどの不快な症状が生じた場合、一般に、一つの病状が原因と考えます。
しかし、多くの場合、東洋医学の視点からは、症状の強弱や、病状の発症からの新旧の進行状態で、複数の病状を抱えています。
人間は、痛みや不快な症状は、一番強い症状を感じます。一番感じる症状が解消あるいは軽減すると、続いて2番目に感じる症状が優位になります。
生理学上、あるいは患者様の経験上、痛みと違うところに原因あるいは疑問がある場合は、内臓の異常から生じる関連痛や、2つ以上の病状と予測することも、早期治療には、検討する余地が必要かと考えます。