治療院選びのポイント|症状の原因(発生部位・組織)の特定|治療方法の選択

病気や症状を改善したい場合、まず行うことは、発生原因である部位や組織を特定するこで、最もご本人に合った治療院を選ぶことが出来ます。

しかし、治療院を選ぶ前に、重篤(じゅうとく)な症状や緊急性の高い病気への対応を考えて、『初めに身体に異変を感じたら適切な病院での検査を優先!』することが望ましいです。

病院の適切な検査を行うことで、客観的な原因が判明でき、もし病院の検査で、原因や治療方法が判明しなくても、病気の原因や治療方法を除外するという手段で、病気を絞り込むことが出来ます

そして、次の治療への希望につながり、下記の点に注目すると、より症状の改善が見込める治療院を選ぶことが出来ます。

 

ポイント① 手術や薬物治療を行うか、行わないか。

〇手術や薬物治療なら ⇒ 病院(医師による治療)

〇薬物療法でないなら ⇒ 代替医療(マッサージ・鍼(はり)・お灸・整体・食事療法など)

 

ポイント②病気や症状の原因は、どこ?(臓器?・組織?など)

〇臓器(肝臓・腎臓など)や組織の損傷・機能障害への直接的治療(薬物・手術など) ⇒ 病院

〇臓器への間接的治療(自律神経へのアプローチ) ⇒ 食事療法、免疫治癒力向上(鍼、お灸、マッサージ)

〇組織(皮膚や筋肉)への直接的治療(血行促進) ⇒ 鍼、お灸

〇組織(皮膚や筋肉)への間接的治療(血行促進) ⇒ 鍼、お灸、マッサージ

 

ポイント③病院の治療(現代医学)で症状が改善しない、治療方法が確立していない場合。

医療機関(病院・薬局など)選択の場合 ⇒ 漢方薬に精通している医師あるいは薬剤師

【注意】 単に病院で漢方薬を処方している病院は、ここでの『治療院選び』としては除外します。

理由は、現代医学と東洋医学の根本的診断方法が異なるからです

東洋医学に精通している医師・薬剤師かを判断する方法は、東洋医学の診断方法である『弁証』や『傷寒論』などに基づいて、東洋医学的診断ができるかどうかで、判断できます。

詳しくは、最寄りの鍼灸治療院にお聞きすると良いです。

 

体質改善を目的 ⇒ 食事療法、運動療法、はり、お灸、マッサージ

自己治癒力(自律神経・免疫・ホルモン調整)向上を目的 ⇒ 鍼、お灸・自律神経へアプローチする心地よいマッサージ

【鍼灸治療のメリット】病院の治療(現代医学)との併用が可能な点です。

【鍼灸治療のデメリット】混合医療や病名の制限により、保険適用に制約があり、治療費が実費になる可能性が高いです。

 

筋肉と皮膚の間の組織(真皮・皮下組織)の改善 ⇒ 食事療法、鍼、お灸、リンパマッサージ(ソフトなマッサージ)

関節 ⇒ 鍼、お灸、筋肉や関節の動きを考慮したマッサージ

 

ポイント④健康増進、美容を目的

〇食事療法、運動療法、鍼、お灸、(心地よい・ソフトな)マッサージ

 

ポイント⑤組織(筋肉・皮膚など)の改善・働きの向上を目的(病院以外での改善方法)

身体の表面の構造において、皮膚の表面から深部は、下記の通りで働きが異なっていますので、その組織に対しての施術方法も、当然ながら異なってきます。

●表皮(角質など)※肌荒れ』の原因箇所

●真皮(コラーゲン・リンパ管など)※むくみ・しわ』の原因箇所

●皮下組織(皮下脂肪など)※『太り』の原因箇所

●筋層(筋肉)※『筋肉痛・凝り』などの原因箇所

 

筋肉痛 ⇒ 鍼、お灸、(筋肉の緊張の改善及び血行促進を目的とした)マッサージ、運動療法

むくみ ⇒ 鍼、お灸、(ソフト)マッサージ※強いマッサージはリンパ系の構造より不適当、運動療法

しわ・肌荒れ ⇒ 鍼、お灸、食事療法、運動療法

 

尚、鍼やお灸が身体に与える作用は、下記の主な作用があります。

血管を拡張することによる『血行促進』

筋肉の『弛緩』

自律神経の調整による『免疫力を含む自然治癒力の促進』  など

 

ポイント⑥専門知識がある方に質問する。

自分の症状の改善や目的に合った施術、あるいは相性のよい施術者を探すには、実際に体験することも必要です。

≪治療・施術の治療院またはお店の種類≫

【国家資格を有する施設または治療院】

病院・薬局・漢方薬局・鍼灸治療院・鍼灸整骨院(接骨院)・整骨院(接骨院)・あんま(按摩)マッサージ(※保険適用)

【民間資格または資格なし】

整体・カイロプラクティック・足つぼ・カッピング・矯正・足裏リフレ(リフレクソロジー)・オステオパシー・オイルマッサージ・リンパマッサージ・もみほぐし・指圧・タイ古式マッサージ・ロミロミ・酸素カプセル など

 

 

 

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