ガングリオンとは、主に関節周辺に発症しやすい良性の腫瘤のデキモノです。
関節には、関節の間に関節包というものがあり、その中に関節の潤滑液となる滑液により、関節が滑らかに働きます。
現代医学の病理所見では、腫瘤の中は、ゼリー状の滑液が入っています。 原因は、滑液の産生異常ともいわれていますが、実際には、まだよく解かっていないようです。
東洋医学的診断では、気滞血瘀と考えます。いわゆる、身体の代謝(血液や体液など働き)の衰えによることが原因になります。
気滞血瘀の日常の原因としては、身体の冷え、打撲や外傷、過労などがあげられます。
当鍼灸治療院では、
『標(ヒョウ)治』として、腫瘤の部分に『鍼(はり)』や『お灸』による治療
『本(ホン)治』として、身体の冷えや疲労の予防改善を目的とした施術
を行ないます。
ガングリオンの1回の施術の結果による
『治療前』 と 『治療後(6日後)』の画像を、
当治療院のホームページのトップページの【治療効果(画面の上の右端)】に掲載しています。
この病気は、再発が多いということのようですが、『本(ホン)』とする冷えや疲労などの日常的な原因の改善が、再発予防につながると考えます。