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鍼灸治療費の費用対効果と満足度

鍼灸治療の施術料金は、現在の相場は、実費診療で、九州では、約2,000~6,000円です。
料金の差は、施術時間、施術する疾患の数(例:「腰痛」と「肩こり」なら2疾患)、使用する鍼の本数、施術所の立地や設備、スタッフの人数などが関係します。
日常生活に掛かる費用は、経理上では、将来として残るモノである財産(資産や負債)と消費してしまう支出(費用)の2つに分けられます。
また、日常生活でその場で消費される相場は、下記の通りです。
映画鑑賞料金/約1,000~1,800円
遊園地入場料(ハウステンボス:大人1DAYパスポート)/約7,000円
〃  (東京ディズニーランドパークチケット)/約8,000~9,000円
スポーツジム会員(フィットネス都度利用/回)/約2,000~3,000円
美容室・理容室/約4,500円~
ネイルサロン/約5,000円~
焼肉食べ放題/約3,000円~
マッサージ(約100円/分)30分/約3,000円
リンパマッサージ(約1,000円/10分)60分/約6,000円
実際に鍼灸の施術料金の比較対象として、体験することで掛かる費用のイベントをあげてみました。
テレビや冷蔵庫、タオル、石鹸などの商品、消耗品とは異なり、体験することで消費されるイベントの費用は、特に満足度が大きく関係してきます
例えば、外食した場合、定価より美味しく感じたり、スタッフの接客が良かったり、店内の内装や設備がとても良いと感じると、定価以上の満足感を得ることが出来ます。
しかし、予想や期待をしていたよりも低く感じると、満足度は落ち、金銭的に損した感じを受けます。

鍼灸治療の満足度は、現在発症している症状の緩和の度合いになります。

つまり、費用対効果が大きければ、満足度は高まります。
鍼灸治療やマッサージの費用対効果は、映画鑑賞や遊園地体験のようなその場の状況を体験することと異なって、治療後、いかに長く症状を生じさせないことになります。
将来の患者様、お客様の身体の状態の健康維持費になるわけです。
しかし、マッサージや鍼灸治療後の身体の状態について、下記のような方々は、治療後改善するまでに、治療回数が多くなり、あるいは症状が再発する時期が短くなります。

①長く患っていた方

②生活習慣が不規則あるいは不摂生な生活を送っている方

③身体にストレスや肉体的負担が日常的に負担されている方など

ご自身が納得のできるマッサージや鍼灸治療の目安は、治療後の身体の健康維持費ということです。

 

そして、定期的にマッサージや鍼灸治療院に通われている方、あるいは長く患っている方は、東洋医学の『病因』を改善していくと、治療費が確実に抑えることが出来ます。

現在通われているマッサージや鍼灸治療の費用対効果を比べるには、当院ブログ『治療院選びのポイント|治療費(費用対効果)』をご覧下さい。

 

鍼灸治療後の効果の持続(期間)は、どのくらい・・・?(美容・健康の面から)

東洋医学では、鍼(はり)、お灸、按摩、マッサージ、漢方薬などを使って、身体の改善を行ないます。
しかし、上記の鍼治療やお灸などを行なえば、必ず改善するわけではありません。
治療、あるいは施術後の効果は、施術する側の技術と、施術を受ける側の患者様、お客様の考えや行動で変動します。
巷(ちまた)では、健康や美容の分野で、セルフお灸(自分自身でお灸をする)が一部の方々で流行っています。
鍼治療、お灸治療は、本来国家資格がないと、一般の方々には、鍼やお灸を扱うことは、法律上できません。
が、お灸については、ある地域では昔からお灸が行われ現在も行われていることもあり、自己責任の観点で、巷では行われています。
では、鍼灸治療の効果は、どのくらいの期間を持続できるのか?
それは、下記の条件で異なってきます。
🔶条件① 健康か不健康か?
🔶条件② 不健康であれば、どのくらい前から不健康な状態が続いているのか?(患っている期間)
🔶条件③ 年齢は何歳か?(回復力の大小)
🔶条件④ 不健康の原因を理解しているか?
🔶条件⑤ 不健康の原因解消に取り組んでいるか?
🔶条件⑥ 治療、あるいは施術の目的は、明確にしているか?
🔶条件⑦ 身体に負担を受ける前、あるいは受けた後は、カラダのケアを行なっているか?
美容業界では、『美容鍼(ばり)』という分野があります。
その仕組みは、鍼を顔に刺すことで、「身体の表面に損傷が生じた!」と身体が感じ、『カラダのセンサー』が反応し、その部分を修復するために、血流が増えるということになります。
身体の修復するための栄養は、血液です。
但し、顔は、身体の中で一番皮下出血しやすい場所で、外部に目が付く場所になります。
そのため、『美容鍼』を行なうサロンは、困難を避けるため、一般的に『同意書記入』を行っています。
『美容鍼』には、「カラダを美しく」する作用がある反面、「顔に青あざを作る」リスクを伴います。
「青あざ」は、全く皮下出血しない方、皮下出血しやすい方、男女差、皮下出血後の修復力などが要因で、個人差が大いに出ます。
「青あざ」を作る可能性があることを踏まえて、『美容鍼』を受けることになります。

青あざのリスクを下げることは出来ますが、100%青あざを生じさせない保証はありません。

 

そして、その運用形態(店舗)は、下記のいずれかに分類出来ます。
Ⓐ顔だけの鍼施術
Ⓑ身体の全般への鍼施術
©東洋医学的な問診を行なっての鍼施術
Ⓓ『美容鍼』をうたい文句にしたエステ重視のサロン
Ⓔ『美容鍼』だけに特化したサロンorエステサロン
Ⓕ身体の改善を終えた後に、『美容鍼』を行なうサロン
Ⓖほか
つまり、施術目的は、東洋医学の『陰陽論』の視点より、カラダの外部(※陽)の皮膚などの表面からアプローチするのか、内部(※陰)の内臓などの働きからアプローチするのか、あるいは両方にアプローチするのかを選択することになります。
また、施術料は、店舗に係る人数、店舗の立地、店舗の内装、間取り、設備などで大幅に異なってきます。
一般に、鍼灸治療やマッサージなどは、上記の条件①~⑦の改善を行なわないと、効果の持続は確実に出ません。

つまり、良くなることよりも悪くなる方が上回っている身体であれば、効果の持続は長くは見込めません。

『免疫力』や『治癒力』が関わってきます。

 

 

『健康』や『美容』に関しても同様です。

上記の条件①~⑦を改善しないまま、鍼やお灸、マッサージを行なっても、東洋医学の『病因』を軽減しなければ、すぐに元の状態に戻ってしまいます。

費やしたお金と時間が、無駄に費やされる結果になります。

身体を良くしたい方向に進めるには、まずは、現在の自分自身の身体の状態を知ることが大切です。

不眠症治療の効果を上げるには・・・

東洋医学の視点では、病気は、『病因』の内因、外因、不内外因から生じます。
不眠症の原因も、『病因』になります。
※病因については、当院ブログ『現在、起きている症状は、自分自身の周辺環境が原因!(東洋医学からの視点)』をご覧下さい。
一般に、病院での不眠症の治療は、医師の処方による薬物治療が主な方法です。
薬物治療で容易に改善に向かうのであればよいのですが、東洋医学の『病因』の影響が大きい方は、薬物療法だけでは改善が乏しい状況になります。
このような場合の患者さんの身体の状態は、『身体を治す力(自己治癒力)』がかなり劣っています。
従って、身体の働きを向上させることで、病院の治療も効果を上げることが出来ます。
では、病院以外の治療以外で何を行なえばよいかというと、『病因』を負担を減らすことと、身体の疲労感を取り除くことです。
不眠症で身体が疲労しているところは、心肺機能きの低下です

つまり、『心臓・循環器系』と『呼吸器系』の働きの低下になります。

東洋医学では、五臓六腑の『心』と『肺』に該当します。
不眠症治療で、病院の薬物療法だけを行なって効果がでない方は、身体の疲労感を確実に取り除くことで、改善していきます。
『心肺機能』が上がると、身体が下記の状態になります。
🔶身体の姿勢が良くなる。
🔶呼吸がしやすくなる。
🔶姿勢が良くなることで、肺がより大きく膨らみ、酸素の供給が上がる。
🔶肺の膨らみが大きくなり、横隔膜がより大きく上下に運動する。
🔶横隔膜の運動により、腸が刺激され、消化器系の機能が高まる。
🔶酸素の供給が高まることで、『自己治癒力』が高まる。
🔶心臓から送り出される血液が、身体の遠位まで生き渡らせる。

 

 

医師から処方された薬が効かないときは、下記のことが有効です。

『薬は効くものでなく、効かせるものである!』

薬が効かなければ、効くような身体へ促すことが重要です。

 

 

以上な経緯は、鍼(はり)やお灸、マッサージ治療で、改善へ導くことが出来ます。

更に治療効果を上げるためには、不眠症で悩まされている各々自身で、『病因』を減らすことです。

 

 

 

 

病名は、病気・症状のアドレス(番地)であり、病気を治すものではない。

現在、病院の医師によって診断される現代医学の病名は、あくまでも、症状や病気の発症原因などをグループ化した「見出し」や「表札」になります。
症状が発症しているが原因はわからない場合などには、病名が付かないモノもあります。
しかし、病名が無いからといって、治療が出来ないとは限りません。
現代医学のでの病名の役目の一つとして、膨大な病気の中から、『これだ!』という病気を探すためのツール(手段)であり、診断速度の向上です。
従って、病院の治療には、病名が不可欠になります。
一方、東洋医学の鍼灸治療では、現代医学の病名は、病院の治療に比べて、さほど重要にはしていません。
現代医学の病名は、時には、変更されたり、あるいは削除されるので、治療する側に混乱を招く恐れがあります。
そして、最新器具を備えていない鍼灸院などには、経済的にも、環境的にも、膨大な情報から得た病名について完璧に把握することはできない状況もあり、診断することが認められている医師でしか、病名を付けることが出来ません。
また、現代医学の病名は、東洋医学の病名と、必ずしも一致するとは限りません。
不完全な環境や不確かな情報では、適切な治療の妨げになります。

 

東洋医学治療の基本方針は、現代医学(病院治療)よりも数百年以上前に確立し、現在も少しずつ変化をしている治療法です。

では、病名ではなく、何を基準にして治療を行なうかというと、『症状』になります。

症状は、現代医学の病院治療や、東洋医学での治療は、ほぼ共通しています。
従って、鍼灸治療は、「病名がわからない」病気でも、『症状』から治療を進めることが出来るわけです。
治療手順にも違いがあります。
病院(現代医学)の治療は、基本的に、病名を決定して、そのに合った治療方法や、薬物の処方が確立します。
しかし、その条件が全く同じでなければ、条件の良し悪しで、治療効果が変動してしまいます。
一方、東洋医学である鍼灸治療の手順は、主に症状改善を主体に、治療を進めていきます

優先順位の高い方から、一つひとつ症状を改善することで、身体の改善を行なう訳です。

 

 

病名がわからない、あるは治療法が現代医学では解明されていないことでも、症状を軽減する治療で、改善への道が開かれる可能性があるかもしれません。

 

 

 

 

 

五臓六腑の中の『心』の働き②内面の変化から回復へ

前回ブログ『五臓六腑の中の『心』の働き①周辺環境の見直し』からの続き

前回のブログでは、病因の中の『不内外因』でもある周囲の環境を変化させることで、『心(しん)』の働きの向上について述べました。
今回は、身体の内面からの変化で、『心』の働きを促進して、QOL(生活の質)を上げる方法の1つを挙げます。
『心』の働きを低下させる要因には、必ず時(とき)という時間が関係してきます。
事故のような突発的事象を原因として時間の経過と共に精神を悪化させるものや、不安を受ける生活環境などを継続し徐々に悪化させるものがあります。
このような場合は、現代医学では、精神科あるいは心療内科での診療によるカウンセリング治療、薬物療法などで対応されています。
45歳中年のファミレス店長と、その店長に恋心を抱く17歳の女子高生との交流を描いた『恋は雨上がりのように』という映画・コミックがあります。
何気ない出会いからのきっかけで始まり、それぞれ途中下車したお互いがやり残したことへ再出発する、前向きになれるような内容です。
人生には、時間的余裕がなく出来なかった、経済的にできなかった、その当時能力的にできなかった、精神的未熟で行動できなかった・・・など、人それぞれで中断したことや、やれなかったことがあると思います。

このような過去に保留したことを再起動することが、『心』の働きの向上につながります。

あるいは、新しく自分にあった趣味などを、短時間でも良いので、積極的に行うことも、『心』の働きの向上につながります

誰しも、『心』の向上につながるものを持ち合わせていると思いますので、自己を変える発見がポイントになります。