動物は、自分の身を守るために、機敏な反応を必要とします。その結果、身体には、汗をかく、あるいは筋肉や脳・感覚神経に血流を高める方法として血圧を上げるなどの変化を生じさせます。
また、日常生活でのストレス効果は、肉体的または精神的成長を目的に、『やる気』、『作業効率アップ』といった能力を伸ばすことが出来ます。
しかし、過度のストレスを受けることで、現代医学では、下記の病名を誘発します。
風邪 肩こり 胃炎 胃潰瘍 過敏性腸症候群 急性胃腸炎 過呼吸 アトピー性皮膚炎 円形脱毛症
アレルギー アルコール依存症 うつ病 過食症 拒食 顔面神経痛 肩こり 虚血性心疾患 首のこり
血尿 下痢 月経困難症 口内炎 甲状腺機能異常 口臭 高血圧 高血糖症 ほてり 頭痛 子宮筋腫
湿疹片頭痛 十二指腸潰瘍 自律神経失調症 腰痛 脂肪肝 蕁麻疹(じんましん) 心因性発熱
心身症 視力低下 自己免疫疾患 耳鳴り 性機能低下 生理不順 喘息 メニエール 多汗症
慢性疲労症候群 チック症 手足のしびれ 低体温 糖尿病 のぼせ 吐き気 肌荒れ パニック障害
冷え性 頻尿 残尿感 不整脈 不眠症 ヘルペス 便秘 夜尿症 など
過度のストレスとは、外的温度、環境、騒音、薬物、外傷、日常生活の不摂生(栄養不足・過剰摂取・睡眠不足など)、人間関係トラブル、精神不安、怒り、過度の緊張などです。
現代医学の考えでは、人間は、『脳(神経系)』・『内分泌系(ホルモン系)』・『免疫系(白血球など)』の3つのシステムのバランスで、健康が維持されています。これを『ホメオスタシス(恒常性)』と呼びます。
そして、身体に過度のストレスを与えると、下記の影響を受けて、恒常性のバランスが崩れ、体調不安定になります。
【脳】 ⇒ 交感神経の緊張、情緒不安定、判断力低下など
【内分泌系】 ⇒ ストレスホルモン(コルチゾールなど)の過剰分泌など
【免疫系】 ⇒ 免疫力の低下など
では、ストレス自体(コルチゾールなど)は、身体に悪いものかというとそうではありません。身体の機能を高めるには、不可欠なモノです。血圧を上げたり、ウイルスや細菌から身を守ったり、筋肉の動きの向上などの身体に良い働きをします。『適度なストレス』、『適度のホルモン量』、『適度な免疫力』が重要です。
このように、現代医学での『ホメオスタシス(恒常性)』が、『自然治癒力』になります。
また、『自然治癒力』をコントロールするところは、頭部内の『視床下部』であり、『自律神経(交感神経・副交感神経)』を支配しています。
健康維持には、如何に『自律神経』のバランスを調整することが最も重要になります。