ヒートショックプロテインとお灸の効果

 最近の西洋医学の分野で、『ヒートショックプロテイン(HSP)』というものがあります。

 『ヒートショックプロテイン(HSP)』とは、身体に熱によるストレスを加えると増えるたんぱく質のことです。

 『HSP』の働きには、感染を防ぐ「免疫作用」、出血を抑える「血液凝固作用」などの『生体防御システム』のひとつです。いわゆる、”傷んだたんぱく質の修理屋さん”と言ったところです。

 『HSP』を増やす方法には、入浴法や遠赤外線などがあげられます。

 鍼灸治療では、”お灸治療”によって、『HSP増加』の効果が期待できます。

 お灸の効果には、 

   ◇白血球の増加 ⇒ 貪食作用など

   ◇赤血球の増加 ⇒ ヘモグロビン(hb)の量が増加

   ◇血液凝固 ⇒ 止血作用

   ◇副腎皮質機能の賦活 ⇒ 血液中の「ステロイドホルモン」浮遊率が増加し、裂傷や炎症を随時修復

   ◇自律神経の調整作用 ⇒ 身体の臓器やホルモン分泌などのホメオスターシス(内部環境の恒常性)

があります。すなわち、身体の健康増進、病気への修復作用です。

 自宅でも、ご自身でお灸が出来ます。

 当治療院では、お灸指導も行なっています。

 

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