はり(鍼)おきゅう(灸)の治療は、本当に効くのか?という疑問にお答えします。

鍼(はり)やお灸の治療の経験がない方、あるいは鍼やお灸を実際に見たことがない方は、一律に、東洋医学の漢方や指圧・按摩・マッサージは信じても、鍼やお灸の効果は、まず信じていないのが現実です
実は、鍼やお灸の作用には、身体の改善へ、色々な効果を促すことが出来ます。
※効果の種類については、当院のホームページの上段のタブ『治療効果』をクリックして、ご覧下さい。
最も、患者様が実感できる作用の一つとして、『誘導作用』というものがあります。
誘導作用とは、血液を誘導し、患部の血流を調節する作用です。
人はケガをすると、血液内の赤血球や白血球、血小板、血しょうなどの作用により、損傷した皮膚や組織(筋肉など)の修復を行うことが出来ます。
この血液による修復の働きを、鍼やお灸を使って、意図的に、血液の流れを改善したい身体の部分に誘導させます。
つまり、皮膚や筋肉に対して、「ここが傷ついてますよ!」と血液を誘導したい部分に鍼を刺すことで、身体が損傷したと認識し、修復のために、血液が集まります
あるいは、皮膚や筋肉に対して、「ここが火傷してますよ!」と血液を誘導したい部分に、瞬時に熱い米粒大より小さめのお灸をすえることで、身体が損傷したと認識し、修復のために、血液が集まります
鍼やお灸は、動物が身体の修復する機能である自然治癒力を、自在に機能させる治療法になります。
このような傷の修復を、鍼やお灸で意図的に発生することで、再生能力を上げ、修復時間を短縮することが出来ます。
マッサージよりも、短時間で、効果が実感できる症状のひとつして、筋肉の血行不良【『重だるさ』、『倦怠感』、『痛み』や『しびれ』など】があげられます。
これらの症状には、日本の国民病とも言われている『肩こり』や『腰痛』などで、伴っています。

東洋医学には、『不通則痛/通じざれば則ち痛む』という言葉があります。

これは、身体の中の血液やリンパ液、その他物質の流れや働きが滞ってしまうと、痛みを生じさせることになるということです。
また、東洋医学では、病気の原因(病因)には、内因(過度な感情)、外因(過度な気象条件)、不内外因(不摂生な食事、不眠、外傷、仕事、過度な運動など)が病気の原因と考えます。

『肩こり』や『腰痛』で悩まされている方は、必ず日常生活で、これらの病因であげられる事を行なっています。

症状や病気は、日常生活などを送ることで生じた結果になりますので、どんなに良い治療を行なっても、病因を改善しない限り、必ず再発します。
従って、病気や症状に悩まされている方は、治療後の日常生活の改善が大変重要になります。

 

よって、見出しの結論について、はり(鍼)おきゅう(灸)の治療は、本当に効果があり、更に、症状によっては、治療直後に、効果を実感することができます。

 

夏の終わり頃から、痛みやだるさが出てくる理由

9月に入り、次第に気温は下がりつつありますが、まだまだ日中は、日差しが強い時期です。
8月までは、一日を通して、気温が高く、体感では、暑さを強く感じ、あるいは、身体の体表が温かいことで、血行が良いということもあり、痛みを感じにくい状態です。
人間は、体感で一番不快に感じることを実感します。一番感じたことが解消されれば、二番目に感じることが、一番に繰り上がります。
上記の点から、これからの時期は、暑さが解消されるに従って、身体の異常(痛みなど)を持っている方は、次に不快に感じることが、優位になってきます。
一日中、暑さが続く夏の時期は、水分を多く摂っても、常に汗をかく環境のため、水分が排出されます。
しかし、これからの気温は、日中は暑く、朝晩は涼しくなりますので、夏真っ盛りの時のように水分を必要以上に多く摂ってしまうと、日中は汗を多くかきますが、朝晩の涼しい環境では、多くの汗は排出されなくなります。
そして、このような生活を続くて行くことで、『身体のだるさ』あるいは『むくみ』などの症状が、出始め、あるいは増悪します。
また、日頃から冷え性と感じている方は、この時期に、『むくみ』を解消する手段を取らないと、冷え性が更に増悪することになります。
上記について、東洋医学では、津液(※現代医学の、体液、リンパ液、汗、つばなどの水分に相当)のバランスの異常と考えます。
また、高温の室外と冷房による室内の温度差、あるいは、これからに時期の昼間と夜間の気温の格差により、体温調整を行う『自律神経』の異常も生じます。
現代医学では、『自律神経』の『交感神経』と『副交感神経』のバランスがとれていることが、正常と考えます。
一方、東洋医学では、現代医学の自律神経に相当するものとして、『陰陽』のバランスがとれていることが、健康な状態になります
※『陰陽』については、当院ブログ『現代医学と東洋医学の大きな違い』をご覧ください。
更に話を掘り下げると、『気』、『血(けつ)』、『津液(しんえき)』のバランスがとれていることが、健康と考えます。
※『気』についてのご説明は、当院ブログ『『気』とは?』と『生命力を上げる。いわゆるアンチエイジング!』をご覧ください。
『血(けつ)』とは、現代医学の『血液』に相当し、栄養豊富な液体です。
『津液(しんえき)』とは、『血』以外の身体に必要な液体を指します。
具体的には、現代医学に相当するものとして、体液、リンパ液、つば、よだれ、鼻水、痰、水分、涙などです。
実際に津液が影響する例としては、喉が乾燥すると痛くなる、皮膚がカサカサになり痒みが出る、水分が多くなるとむくみが出て重だるさや重痛が出る、目が乾燥すると痒みや痛みが出るなどの症状があげられます。

よって、これら『気』、『血』、『津液』を、身体の中で、バランスよく働かせることが、身体を正常に保たせることになります。

東洋医学の鍼灸治療や漢方などは、これらのことを踏まえて、身体の改善を促す治療方法になります。
大まかな視点で述べますと、
現代医学は、病気の原因に対する治療方法で、病気が発症した時点『点』であり、
一方、東洋医学は、健康な状態から病気が発症した時点までの経過『線』であり、健康な方向に導く治療になります。
上記の『点』と『線』について、経理(簿記)の視点から、『お小遣い』を例にしてご説明すると、
現代医学の治療方法は、病気が発症した時点(お小遣いのお金が無くなってしまったという問題)に対して、薬や外科治療を加える(お金を更に追加する)ことで問題を解消させることになります。つまり、病気が発症した時点(財政状態を示す「貸借対照表」)の改善になります
一方、東洋医学の治療方法は、健康から病気になってしまった経過(どのようにしてお金が無くなったのか?)という問題に対して、生活改善や免疫向上などにより治癒力の向上(無駄なものの購入や費用を節約する)を促すことで問題を解消させます。つまり、病気が発症した出来事の経緯(経営成績を示す「損益計算書」)の改善になります。
従って、東洋医学は、病気自体を改善するというよりも、健康な状態に向かわせる力(免疫力などの治癒力)を高める治療方法と考えて頂くと良いと考えます。
そして、現代医学を主に取り入れている病院の治療とは異なり、病気になってから治療を行なうのではなく、病気になる前から、東洋医学では治療を行なうと、症状の軽減が見込めます。

当院『はりきゅう Atsushi』の特徴

【運営方針】

?患者様の症状軽減へ促進させる

?お客様のご要望(病気の再発予防や美容・健康維持などへのアプローチ)の手助け

 

 

【他の治療院(鍼灸整骨院などの路店舗など)と比較しての当院ご利用の患者様のデメリット

 

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』の施術時間は、標治と本治を行なっているので、1時間以上の時間を要します

短時間での治療やマッサージなどをご希望する患者様・お客様には、当院は向いていません。

 

 

?初診時は、再発予防のご説明を致しておりますので、他の鍼灸整骨院などよりも、問診時間が長くなり、滞在時間が長くなります。

⇒※身体に負担を掛けた原因を行なった結果が、『症状』ですので、治療後は、原因についての予防を行わなければ、再発を繰り返します

 

 

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』は、鍼灸師:田添敦(長崎市出身)の一人で、治療院の運営と施術を行なっていますので

新規のご予約の電話受付は、留守番電話受付が多い傾向になります。

 

 

【他の治療院(鍼灸整骨院などの路店舗など)と比較しての当院ご利用の患者様のメリットとそのほか

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』は、標治(現在の症状の軽減治療)と本治(症状の原因の治療)を行なっています。

⇒例えば腰痛の場合、痛み軽減の治療(標治)と、周辺筋肉などの組織への血行促進や予防法のアドバイス(本治)

 

 

?衛生面について、『はりきゅうAtsushi(長崎)』は、長崎の保健所の許可を受けています。また、使用している鍼(はり)は、使い捨て(ディスポーザブル)です。

 

 

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』は、2016年2月開院(新築)で、ゆとりのある間取りです。

⇒待合室(1部屋)・治療室(2部屋)・デスクワークの部屋(1部屋)の1階平屋の一戸建です。

 

 

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』は、他の治療院や鍼灸整骨院などで行っている「治療時間が短時間で済む痛み軽減の治療」のみだけでなく

再発予防の治療やアドバイスも行っています

 

 

?初診以降の治療予約は、時間の制約を受けなくて済むメール中心で、行なっています。

 

 

?駐車場について、『はりきゅうAtsushi(長崎)』無料です。

 

 

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』共に、完全予約制になっております。

⇒患者様の日常のスケジュールに合った健康管理が出来ます。また、予約後のキャンセル、日時のご変更も承ります

 

 

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』共に、治療着は、準備致しております。

⇒※お灸の灰による衣服への汚れお灸の臭いによる衣服への付着などの予防対策

⇒※治療中の衣服の着脱を回避することで、身体が悪い状態の上での無理な体位移動(横になった状態で衣類を脱いだり、部分的に衣服をずらすなどの動作)を無くし、身体の負担を軽減するスムーズな治療を行なうため

 

 

?『はりきゅうAtsushi(長崎)』共に、治療方針は同じで、患者様の体調や要望により、鍼(はり)お灸の治療以外のマッサージ整体ストレッチなども、治療に取り入れて行なっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、起きている症状は、自分自身の周辺環境が原因!(東洋医学からの視点)

老化による皮膚の低下(30歳代後半~)、慢性(内科・外科)的疾患などの原因は、東洋医学の視点から、下記の『病因』により、患者さん自身が置かれている環境によるものと考えます。

🔶病因

①内因⇒過度な感情(七情/怒・喜・思・悲・憂・驚・恐)

②外因⇒過度な気候条件(六淫/風・暑・湿・乾燥・寒・火(熱))

③不内外因⇒飲食・労働・喫煙・飲酒・外傷・運動・細菌・ウィルスなど

 

東洋医学では、身体が良好と言える健康な状態とは、下記について、バランスがとれている状態をいいます。

🔶陰陽学説⇒暑い(陽)と寒い(陰)、体内の水分が多い(実/陽)と少ない(虚/陰)など

🔶臓腑学説⇒五臓六腑などの働き(※注/現代医学の臓器自体を指していません。)

尚、上記の五臓六腑などについては、当院ブログ『東洋医学の理解度が上がれば、健康になれる!』をご覧ください。

 

 

身体の不調などで医療等機関やその他機関(はり・お灸・マッサージ・指圧・整体など)の治療や施術を受けている方、あるいは皮膚などの老化防止のアンチエイジングを行なっている方など、何度も繰り返ししても改善していない方は、上記の『病因』の改善がうまく行われていない可能性があります。

 

ところで、美容は、
🔶装飾美容⇒毛髪や顔面部などに、化粧品等を塗布するなどの手を加えた美容法
🔶美容外科⇒ 皮膚などの人体そのものに形態の変化などを加えた美容法
🔶健康からの美容⇒身体を健康的な状態に変化させることで、身体の機能を高める内面的からの美容法
のように、大きく分類することが出来ます。

 

『不健康な美容』『健康的な美容』は、どちらが、肉体的あるいは精神的に健全と考えますか?

 

美容やアンチエイジングの効果を更に高めるには、健康からの美容』を行うことです。

 

ところで、病院などの治療や医療行為以外の施術(はり・お灸・マッサージ・指圧・整体など)は、あくまでも現時点の症状を改善し、あるいは免疫力を上げるする手助けをしているにすぎないので治療後あるいは施術後に、ご自身の生活環境の改善を行わない方で身体を治す自己治癒力が乏しい方は、元の悪い状態に戻ってしまいます

また、鍼(はり)やお灸・マッサージなどで生じる、一時的に治療後や施術後の重だるさなどの不快感は、身体を修復させるための自己治癒力の負担により生じさせると考えます。

というのは、東洋医学での身体を治す仕組みは、身体の外から栄養をなどを与えるのではなく、患者さんご自身が身体の中に持ち合わせている自己治癒力(※東洋医学では『腎』の働き)を用いて、身体の改善を高める方法だからです。

現代医学に置き換えると、身体の活動に不可欠な、組織や細胞を活発にする『酸素』や身体の再生に必要な栄養を運ぶ『血液』などの動きを、鍼(はり)やお灸・按摩・マッサージ・漢方・指圧などの手技・手法で、誘導して、身体の改善を行うことが、東洋医学になります。

 

一般的に、症状が重くて短期間に改善させようとすれば身体への負担は大きくなります

しかし、治療の度合いを下げ、あるいは治療回数を多くすることで治療後の不快感は改善できますが、治療回数が増えることでそれに伴って治療費も増え、症状の改善する期間を長くするというデメリットが生じます。

 

 

治療されている患者様には、スポーツ選手のように、常に身体に過度の負担を掛ける生活を行なって、症状が改善⇒発症⇒改善⇒発症という状態を繰り返す患者様もいれば、治療後のアドバイスをほんの少しずつ取り入れて、継続的に生活改善の努力している患者様もいらっしゃいます。

来院している患者様へ、身体の状態をお聞きしますが、治療後の生活改善のアドバイスを確実に、また継続的に実行している方に、『健康状態がかなり改善しているな!』と実感する時の質問『カラダの調子は如何ですか?』に対する共通するご返答は、『・・・・(しばらく考え中)』あるいは『特に気になる症状はありません。(笑顔)』です。

このお言葉を聞くと、『お疲れ様でした(^_^)』とか、『良かったですね(^_^)』という言葉がでて、治療の一区切りの目安になります。

このことについて、東洋医学視点からは、『五臓六腑』の働きが、お互いに調和している身体に変化したと考えます。

 

そして、患者様の身体が、このような状態になると、今後の『健康増進の施術』あるいは『老化予防(アンチエイジング)の治療』が、より効果をあげることになります。

 

『アンチエイジング』や『健康増進』を高める要素は、まずは『現在の身体の不快な状態を解消する』ことです。

 

より良い身体の改善・老化防止(アンチエイジング)の効果を上げようと考えている方は、受け身的に治療や施術を受けるのではなく、上記の『病因』を改善し、ご自身の生活スタイルに合った適切な治療(治療回数・治療日程など)を選択するという姿勢が必要と考えます。

尚、『適切な治療方法』については、

【治療院選び】➡当院ブログ『身体に変調が起きたら、まず『すべきこと!』は・・・』http://hari-kyuu-atsushi.com/?p=3043

【改善したい部位による選択】➡当院ブログ『治療院選びのポイント|症状の原因(発生部位・組織)の特定|治療方法の選択http://hari-kyuu-atsushi.com/?p=2894

をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生命力を上げる。いわゆるアンチエイジング!

東洋医学の古書『黄帝内経』には、『女性は7の倍数』、『男性は8の倍数』の年齢に、身体の変化が起こりやすいという内容が、記載されています。

神社での行事である『厄払い』や『お祝い祈願』などは、東洋医学の考えから来ていると言われ、男女それぞれの身体の変化が生じる年齢の時期に当たります。

現代医学に置き換えると、身体の成長の変化である、『生殖器』、『泌尿器』、『内分泌系(ホルモン)』、『骨や髪』などの変化を著しく受ける年齢になります。

上記に関しては、東洋医学では、五臓六腑の『腎』に特に関わってきます。

東洋医学の『腎』とは、現代医学の『腎臓』という臓器そのものを指しているわけではなく、生命力に関わる(生殖、泌尿、ホルモンの働き、骨などの骨格作りなど)機能や働きを指しています。

そして、五臓六腑の『腎』の働きを促進させる1つとして、『腎気を上げる』ことです。

※『腎気』の『気』については、当院ブログ『冷え性の改善の道(東洋医学編)』を閲覧願います。

 

 

『気』とは、エネルギーや熱などに置き換えられます。

『気』を簡単にわかりやすくご説明すると、下記のようになります。尚、( )内の単語は、身体の部分の名称です。

自動車(人間)は、エネルギーの原料であるガソリン(血液)を、エンジン内部(身体の細胞内のミトコンドリア)で、ガソリンを気化して(血液で送られた酸素)を燃焼させ、熱を発生させて自動車(体内の臓器や組織)を動かします。

つまり、『気(腎気)』を上げることで、身体の働きが活性化し、生命力を上げ、健康な状態に向かうことが出来るのです。

 

『生命力を上げる』とは治癒力を上げることで、現代医学の『ホルモン系』、『自律神経系』、『免疫系』のバランスを整える生活を行うことです。

 

 

 

しかし、社会生活を送る上で、人間関係や仕事などの影響を受け、なかなか養生出来ない方は、大勢いらっしゃいます。

基本的に、ヒトは『心地よい』、『気持ちいい』、『楽しい』などの感情を受ける行動や生活を行うことで、自律神経へ刺激を与え、内臓の働きを促進させて、治癒力が増します。

ご自身では、上記のような治癒力(内分泌(ホルモン)系・自律神経系・免疫系)を増す生活を送ることが出来ないのであれば、下記の外部の機関をご利用することが不可欠になります。

 

【症状改善】⇒悪いものを浄化や除去する『病院(現代医学)の治療』、本来本人が持ち合わせている治癒力の向上『はり(鍼)』、『お灸』、『マッサージ』、『漢方』などの『東洋医学の治療

 

【養生促進】⇒ヨガやトレーニングジムなど適度な運動、精神を落ち着かせる趣味や生活、喫煙や飲酒の調整、睡眠などの適度の休息時間など

 

 

東洋医学では、五臓六腑の『腎』の働きは、生まれてから次第に減少すると考えます

従って、内分泌系のホルモンの変化などを考慮すると、少なくとも、女性は30歳代半ばから、男性は40歳半ばから、上記の『症状改善』や『養生促進』の生活を取り入れて、健康な生活が送れる努力が必要と考えます。

 

 

治療後の患者様の身体への負担(重だるさやめまいなど)が強く出る方は、身体を治すために必要なエネルギーをより多く必要とするので、症状が重い方に出やすい傾向にあります

治療を重ねる、あるいは、身体を修復する体力が残っている症状が強くなる前の状態で施術を行うことにより、治療後の身体への負担が軽減されます

特に、既に慢性化している症状や身体の変化が現れている方、あるいは美容や健康を意識している方には、上記のような身体の内面からのアプローチによる『症状改善』、『養生促進』は、かなり有効な対応と思います。

 

 

尚、病院(現代医学)の治療を受けるタイミングは、『症状が発症した後』が基本ですが、東洋医学(はり(鍼)・お灸・マッサージ・漢方)は、症状が出る前でも効果を発揮することが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

治療効果の有効性(現代医学と東洋医学の違い)

人は、生活環境に応じて、良くも悪くも、身体に変化が生じます。
そして、身体に変調が起きた後、あるいは、今よりも良い身体に導くために、下記の情報などについて、テレビや書籍、インターネットなどのメディアを利用します。
?1)病気への治療効果
?2)ダイエット
?3)スポーツにおける疲労の軽減やパフォーマンス向上
?4)健康
皆さんが、上記に対して、最も関心な点は、効果の有無でしょう。
現代(西洋)医学では、目的に対して実験などを行い、ある特定の学会や出版物に発表されないと、医学界での治療は認められません。
認められないと言うことは、効果が無いということになります。
一方、鍼(はり)、お灸、漢方、按摩(あんま)などを使って治療する東洋医学は、数千年の歴史の中で、臨床により生み出された『黄帝内経』や『傷寒論』などの文献を基に、治療を行なう学問で、現代医学が発生する以前には、既に存在している(時間軸上、『先発』⇒東洋医学、『後発』⇒現代(西洋)医学)ので、現代的な科学的証明を必要としていません。
よって、現代医学は、『無』の状態から多くの情報を下に検証し、不特定多数に効果があることが実証されて、初めて治療効果があると認められる学問です。
それに対して、東洋医学は、すでに存在する文献を基(『有』の状態)に、人それぞれに合った治療になりますので、現代医学とは異なります。
また、実状(臨床)での違いは下記の通りです。

?現代医学

➡ 不特定多数に治療効果があることを前提にしていて、論文などの発表が必要。

?東洋医学

➡ 古人による文献を基にして、1人ひとりにあった治療を有効としている。

➡ 多くの時間とお金が掛かる研究や論文を必要としていない。

中国や欧米のような国家など大きな機関で、東洋医学を研究する場が、日本では、非常に少ない。

 

つまり、現在、鍼灸治療の効果が、日本であまり有効であると認識されない、広まらない理由としては、科学的に証明し論文で発表することよりも、一人ひとりにあった治療効果を出すことが優位になっている点からです。

 

ブログの見出し『治療効果の有効性』に対しての結論は、東洋医学の大半について、科学的根拠を示した論文はかなり少ないので、現代医学の視点からでは、東洋医学の治療を有効と示すものは、少なくなってしまいますので、現代医学の視点からは、『東洋医学は、あまり効果が無い』ということになります。

しかし、現代医学の科学的根拠が示されていなくても、現代医学の範囲内の外科だけに限らず、内科的症状などにも鍼(はり)治療、お灸治療などは効果があります。

 

冒頭の?印の4項目について、下記の点から、鍼灸治療は、直接的、あるいは間接的に、効果があります。

 

①通常、人間は、身体に痛みなどの異常があると、外部からの細菌などから守る防衛作用、皮膚や筋肉などの組織を修復作用を行う機能が働く。

②前述の①の機能がうまく働かない方は、鍼(はり)、お灸の痛みや熱さ・温かさ、按摩(按摩)などの皮膚に対して触圧の刺激を意図的に生じさせることで①の『防衛作用』や『修復作用』などの機能を高める

鍼とお灸は、血液の誘導による組織の回復や修復、または神経系への刺激による機能回復などの作用を持つ。

身体の治癒力(免疫系・ホルモン系・自律神経系)は、血液と神経系に深く関わっている

⑤前述の④の作用は、③の機能を働かせ、身体の回復を促すことができる

 

つまり、東洋医学の視点から、?1~4)についての改善、あるいは対処についての考えは、下記の通りです

?1)急性症状など現症状の改善⇒標の治療、慢性的な症状⇒本の治療

?2)五臓六腑の働きのバランスの調和⇒代謝を上げる・ストレス軽減⇒本の治療内因及び不内外因の改善

?3)急性症状⇒標の治療、心身の疲労回復⇒本の治療不内外因の調整

?4)五臓六腑の働きのバランスの調和⇒代謝を上げる・ストレス軽減⇒本の治療内因・外因・不内外因の調整

 

 

冒頭の?1~4)の4項目について、ブログの見出し『治療効果の有無について』の結論は、現代医学の視点から科学的証明したのような論文が、東洋医学は乏しいので、東洋医学の視点からの治療効果の有無の判断は、自ら体験しあるいは、最寄りの鍼灸師、東洋医学(少なくとも漢方)を熟知している医師(日本ではかなり少ない)や薬剤師にお聞きすることが、最善の方法です。

 

 

ただし、日本で身体の診断できるのは『医師のみ』ですので、身体に異常がある時は、必ず病院の客観的診断を受け、その後自分自身にあった治療方法(現代医学・東洋医学・その他)を選択することが、一見、遠回りしているようですが、確実に回復の方向を示すことにつながります。

東洋医学の治療を選択したい場合、東洋医学に精通している医師あるいは薬剤師かを判断する方法は、『気』とは何か?ということが、客観的に説明が出来るか否かで、判断できると思います。

 

皆さんの周りには実際には『気』は見えませんので、『東洋医学は、なんか怪しい学問じゃないの!?』とお考えになる方がいらっしゃると思いますが東洋医学を理解している方は、現代医学の『解剖学』や『生理学』を用いることで、誰もが納得できる説明を、『気』についてお伝えすることができます。

 

 

 

 

★鍼灸を知って頂くための啓蒙(ケイモウ)活動 期間限定! 効果が無ければ返金制度(施術料実質0円)を実施

 巷(ちまた)では、マッサージの経験している方は多くいらっしゃいますが、『はり(鍼)』、『お灸(きゅう)』、『鍼灸(しんきゅう)』などの体験がある方、あるいはご存じの方は、はっきり言って少ないです。

 『はり(鍼)は痛い!(>_<)』、『お灸は熱い!(>_<)』と感じている方は多いと思いますが、初めて『はり(鍼)』や『お灸』を体験してるすべての患者様を通して、『現在の苦痛な症状』よりも決して思った以上に苦痛は感じていないと、実感しています。

 現在ご利用されている『マッサージ』だけの治療効果と、『はり』、『お灸』の治療効果を比較して、どの程度効果の違いがあるのかを体験することで、今後の快適な生活への手助けになるかと思います。

ということで、『はり治療』や『お灸』を知って頂く目的とする啓蒙活動の一環で、期間限定で、返金制度を行なっています。

返金制度実施期間は、来院人数の状況をみて、判断させて頂きます。

尚、当院のご都合により返金制度の一時中止の場合は、ホームページのトップページに、『返金制度一時中止』の掲示を致しますので、ご了承願います。

詳しくは、下記をご覧ください。

 

 

◇対象症状(疾患)

 ⇒肩こり』限定

※『肩こり』は、施術前のアドバイスにより、腰痛などに比べ、身体の体重などの影響が少なく、日常生活を変えることで、より改善に導くことが出来ます。

症状が重い方、あるいは、長く患っている方、短期的(1週間の数回)に治療を繰り返している方は、治療だけでは『治療で症状が改善した状態を維持させる』ことは出来ません。

「階段の上り下り」に例えると『鍼灸治療』は、2段あるいは数段、一気に症状を解消させますが、患者様自身の治す力(治癒力)の低下や、生活環境による身体に受けるストレスの影響で、上った階段を下りるように、症状(病状)を元の状態へ悪化させます。

症状の原因である生活スタイルの改善が、治療後の患者様の症状軽減に、とても重要になります。

 

◇対象者

⇒ 初回の治療者のみ

 

 

◇料金

通常、『鍼灸治療のみ』、初診料1,500円、施術料3,000円

⇒※但し、肩こりの治療が、施術直後、「全く効いていなかった」、あるいは

「症状の改善の変化が感じられない」

場合は、初診料1,500円のみで、施術料実質0円とさせて頂きます。

 

ご自分の身を守るために、治療手段の選択肢が増えることは、とても大切なことと考えます。

 

 

なぜ病気になるの・・・/原因は・・・|東洋医学の視点から

人は、生まれてから人生を重ねる事で、身体が変化していきます。

その課程で、色々な病気や症状を経験することになります。

病気とは、原因を生じさせた結果です。

原因を発生させなければ、病気には『ならない』、あるいは『なりにくい』ということになります。

東洋医学では、病気の原因を『病因』といい、

①過度な感情(怒・喜・恐・悲など)➡内因』

②過度な気候の変化(熱・湿・燥・寒など)➡外因』

③過度な生活環境の変化(労働・運動・食事・睡眠・外傷など)➡不内外因』

という上記の3つの要因が引き金となって、病気や症状の悪化を生じさせていると考えています。

したがって、『病因』を生じさせなければ、『病気』が生じることはないということになります。

 

病気の治療をしてもなかなか治らない、改善しない方は、治療を行なうと同時に、上記の『病因』であるご自身の生活環境の見直しが不可欠になります。

また、身体を修復させるための免疫力が高い方は、治療のみで改善しますが、免疫力や再生能力が低い方は、『治療のみ』では改善の見込みはかなり低いと考えられます。

 

下記のグラフは、病気と免疫力と回復との関係グラフです。

http://hari-kyuu-atsushi.com/wp/wp-content/uploads/hpb-media/byoukitomennekigurafu21.JPG

「ハート」印の方    ⇒ 1回での回復(理想)
「ひし形」印の方     ⇒ 日頃から養生、または体力、免疫力が高い方
「クローバー」印の方  ⇒  養生はしていないが、体力または免疫力が高い方
「スペード♤」印の方    ⇒  養生をしていない、または体力、免疫力が低い方

 

例えば、多くの方々が悩まされている『肩こり』、『鍼(はり)』や『お灸』を行い、

更にその方にあった『肩こりの生活環境の原因』を指摘し、アドバイスすることで、

確実に改善することが出来ます。

そして、『身体の筋肉などの血行改善』に対して、『鍼(はり)』や『お灸』は、即効性があり、『痛み・重だるさ・不快感など』が施術直後で実感出来ます

簡単に分かりやすく説明すると、『鍼を刺した所⇒身体が損傷している』あるいは『お灸をすえた所⇒身体にやけどが生じている』と意図的に身体に異常を生じさせることで、身体を修復すために『血液を集める』、『痛みを軽減させる』などの身体の機能を働かせ、身体を修復することが出来ます。

『鍼の場合⇒痛み』、『お灸の場合⇒熱さ』を身体に伝えることが目的なので、特別な治療法を除いては、実際に、やけどが生じたり、身体に損傷が生じることは、基本的に見た目ではないです。

但し、患っている期間が長い方や身体への強い負担を掛けている生活をしている方は、治療回数が増える傾向にあります。

『鍼』や『お灸』の施術を受けたことがない方は、受けるためにはかなりの勇気がいりますが、治療目的や治療方法にもよりますが、『痛みや熱さ』はほとんど感じなく、病気による苦痛に比べると、格段に不快感はなく、病気に対する治療方法の選択肢が広がります。

『鍼』と『お灸』には、自律神経を整える作用があり、更に、『鍼』や『お灸』の施術後に、心地よいソフトなマッサージを加えることで、リラックス効果が高まり、それに伴って自律神経の調整により、より身体の働きが促進されます。

病院等で治療を行なっている方を含めて、病気や症状をより改善するためには、『原因は何なのか』、という己の置かれている環境を知ることが、とても重要です。

冷房による痛み!

今年は、大変な猛暑になりました。

この時期になると、熱中症対策が巷(ちまた)では、よく耳にすることになります。

そして、熱中症予防には、冷房は欠かせません。

 

多くの冷え性の方は、年がら年中、夏はエアコンの冷気、冬は冷たい外気による影響を受け、外部の環境に注意を払っています。

そして、寒さを強く感じる傾向にあります。

 

一方、身体が非常に熱く感じているにも関わらず、身体が冷えている方がいらっしゃいます。

汗を多くかくことで、身体の皮膚や筋肉などの外部が非常に冷えて、身体の表面の代謝が低下し、更にこの状態が長期化することで、痛みや痺れなどを誘発してしまうのです。

このように、身体の表面は『冷えている』ことに気付かれていない方は、下記の点に注意してみて下さい。

暑くなってから、身体の筋肉や関節などの痛みなど不快感が発症しているか?

②身近な方に、身体の体表の『温かさ』または『冷たさ』を確認してもらう。

③自分自身で体表の寒熱を確認する場合は、軽く温めたタオルを皮膚にあてて、温かく感じた所は『冷え』。

汗かである。

 

東洋医学では、病気の原因を『病因』と呼び、大きく下記にように、分類します。

◆内因⇒過度の感情(喜・思・怒・恐など)

◆外因⇒過度の外部の気候条件(暑・寒・湿・燥など)

◆不内外因⇒上記以外(飲食・労働・外傷・運動など)

今回の冷えによる痛みなどの不快感は、『外因』の『寒(エアコンの冷気)』と『湿(汗)』が合わさると、症状が増悪します。

また、冷気は床の低い位置に溜り、より身体の下部を冷やします

そして、運動性の低い室内で、かつ冷房した環境での下肢・下腿を表に出すファッションスタイルは、下腹部の異常や内臓機能の低下などの症状を、更に誘発させます。

よって、各々の患者様の身体の状態及び生活環境が異なっていますので、適切なアドバイスを取り入れて、上記が原因と考えられる『病因』を改善することで、症状を軽減させる必要があります。

 

今回、①~④に該当する場合は、身体の表面を出来る限り『冷やさない予防』が大切です。

しかし、自分自身で改善できなく、不快な症状が続くのであれば、ご自身に合った最寄りの治療できる機関のご利用をお勧め致します。

 

 

費用対効果 治療方法の選択|治療効果の質

病を生じた場合、下記の手順で病名や症状を改善あるいは、解消しようとします。

①自分自身で治せるか?

②市販の薬で治せるか?

③医療機関での身体の回復(※医療とは医師による治療)

④医療機関以外(国家資格を有している/国家資格を有していない)の治療施設での身体の回復

(※国家資格の有無の治療施設については、当ホームページのブログ『治療院選びのポイント|治療費(費用対効果)』を参照)

 

基本的に、身体の異常が生じた場合は、①②の後、③を行い、それでも改善しなければ、④を選択することが望ましいと考えます。

 

それは、③を行うことは、日本の法律では、病気を診断できるのは『医師のみ』で、また、検査により、客観的に病状を把握でき、病状の進行の程度で、今後の的確な選択枝ができます。

 

病名の種類や症状において、病院(現代医学)での治療が最適な病もあれば、東洋医学を用いた鍼(はり)やお灸で効果のある病もあります。

そして、現代医学と東洋医学などの代替医療を上手く活用することで、治療の選択肢が広がります。

 

『治療に関わる費用対効果』を示すグラフを、下記に掲載しています。

http://hari-kyuu-atsushi.com/wp/wp-content/uploads/hpb-media/chiryouhitochiryoukouka1.jpg

(※上記のグラフは、患者さん自身が、治療後(2,3日以内)、『なんとなく?』ではなく、確実に改善しているという実感が得られた場合を、前提にしております。

従いまして、時間(長くて数か月)や治療費を費やしたにも関わらず、改善していない場合は、明らかにその治療には効果はない、あるいは日常生活で治療効果を妨げているものがあると考えられますので、専門の方にお聞きする必要があります。)


 
グラフ(A)の特徴(実費タイプ)

・1回分の治療費はやや高い
・治療効果の持続が長く保てる
・治療回数が少なく、治療日数(時間)が少なくて済む

・1~2か月間の治療費の合計は、必ずしも(B)よりも高くない

 

グラフ(B)の特徴(保険利用タイプ)

・1回分の治療費が安い
・治療効果の持続が短い
・治療回数が多く、治療日数(時間)が多くかかる

 

治療後は、安静、予防(生活改善)などを行うことで、更に身体の改善を高めます。

 

尚、治療院選びには、当ホームページのブログ『治療院選びのポイント|治療費(費用対効果)』を参照して頂くと、『1日当たりに掛かる治療費の計算例』を掲載していますので、金銭面でも、ご自身に合った治療方法を選択でき、より良い生活が送れるお助けになるかと思います。